この建物は2007年に店舗付賃貸共同住宅として計画されました。建物は賃貸住戸・オーナー住戸・テナントスペース・駐車場で構成されており、賃貸住戸は家族向け３ＬＤＫ住戸と、単身者向け１Ｋ住戸、及び２人暮らし向け１ＬＤＫ住戸の３タイプで計画されています。
計画にあたっては、限られた敷地のなかで、海に近く駅から徒歩１分という立地条件を最大限生かせるような住戸配置となるよう計画しました。ファミリー住戸は全戸南向きに配置することで、明石海峡大橋を望む素晴らしい眺望と、隣接する線路からの防音・プライバシー対策とを両立させています。また、賃貸住宅でありながら分譲住宅と同様の設備や、屋上庭園などの共用スペースにも力を入れる事で、付加価値を高め、より魅力的な建物となるよう配慮しました。分譲住宅が多い垂水駅周辺で、様々なタイプの住戸を備えた新しい賃貸共同住宅となるよう計画しました。